韓国、大学生10万人に計250億円融資 |
2011/10/5 |
釜山市に住むKさん(28)は、大学4年生だった2008年、生活費が足りなくなったため、ある貯蓄銀行から500万ウォン(約33万円)を借りて以来、3年にわたり取り立てに苦しめられている。Kさんは「学生のため、都市銀行では融資を受けられず、利子が高いのは分かっていたが、貯蓄銀行で金を借りるしかなかった。卒業後、就職がうまくいかず、借金と利子の返済に追われながら生活している」と話した。
全羅北道全州市の大学に通うYさん(24)は昨年6月、突然家族と連絡がつかなくなった。それから数カ月後、貯蓄銀行3行からの借金1300万ウォン(約85万円)を返済するよう求める書類が母親(44)に送られてきた。母親は「息子が一人で悩んだ末(借金を)隠しているようだ。大学生に1000万ウォン(約66万円)も融資するというのが信じられない」と話した。
KさんやYさんのように、学費や生活費が足りず、貯蓄銀行から金を借りた大学生は10万人に達する。未来希望連帯のキム・ジョン議員は、23日の金融監督院に対する国政監査で「今年6月末現在の、全国の貯蓄銀行による大学生への融資の現況について調査したところ、10万8085人が学資金や生活費などの名目で計3742億ウォン(約246億円)を借りていたことが分かった」と発表した。これは昨年末(3259億ウォン=約214億円)に比べ、12.9%も増加したことになる。
利子が高いにもかかわらず、貯蓄銀行から融資を受ける大学生が増えているのは、政府が保証する学資金の融資や、都市銀行の融資に比べ、簡単に金を借りられるためだ。韓国奨学財団から学資金の融資を受ける場合、直前の学期に12単位以上を取得し、評定平均がB以上という条件を満たさなければならない。
ところが、貯蓄銀行が大学生に融資する場合、在学の有無や年齢、学年、延滞の有無などについて確認するだけだ。その代わり、利子は平均24-28%と、都市銀行に比べ高く、学生たちの負担はそれだけ大きい。
貯蓄銀行からの借金を返せない場合、さらに高い利子で融資する貸金業者に頼らざるを得ず、悪循環に陥っていると指摘する声が出ている。
今年6月末現在、4万7945人の大学生が貸金業者から計794億6000万ウォン(約52億1600万円)の金を借りていることが分かった。昨年6月時点では、3万494人の学生が計565億ウォン(約37億850万円)の融資を受けていたが、それから1年で貸金業者を利用する学生は57.2%、融資額は40.4%も増加した。
引用:貯蓄銀行、大学生10万人に計250億円融資
(2011年9月24日 朝鮮日報)
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