オンラインゲームの請求金額は平均13万

今、課金式のソーシャルゲームの利用者が急増しています。

 モバゲーで「怪盗ロワイヤル」が始まってから約2年。以後、人同士の競争を核とするソーシャルゲームが成長を続けてきた。だが、いまのようなビジネスモデルが続く保障はない。大和証券の白石氏は「ゲームには飽きがある」という。

「これまで3年を超えて人気を保ち続けたタイトルはない。また有料くじの仕組みを持つタイトルは、煽り要素が非常に強い。月額数万円を支払うものをゲームと呼べるかどうか。飽きや嫌気から急速にユーザー離れが起きるリスクはある」

 一方で、ゲームソフト大手スクウェア・エニックスの和田洋一社長は「ソーシャルゲームの寿命は巷間言われているより長いのではないか」と話す。

「家庭用がソーシャルに置き換わるわけではない。それぞれの領域は地層のように重なるもので、ゲーム市場全体は拡大を続ける。ただし完成品の購入から、遊びながら料金を支払うモデルへと変わっていくだろう。月額課金よりアイテム課金が有望だ。海外のゲーム会社の関心も高い。利用者は満足した分だけ払う、というモデルは世界中に広がり、新しいチャンスを提供することになるはずだ」

 いまは過渡期なのだろう。「適正金額」は利用者によって、事後的に判断が下される。国民生活センターによると、2010年、オンラインゲームの高額請求について寄せられた相談は663件で、請求金額は平均で13万4000円だった。事業者は利用者ごとに上限金額を決めてはいない。携帯電話会社は通信費と合算した決済には上限金額を設けているが、クレジットカードなどを使えば、それを超えてゲームを利用できる。

引用:熱狂!ソーシャルゲーム「利益率40%超」のカラクリ【3】
(2011年10月30日 プレジデントロイター)

メディア環境研究所の調査によると、東京地区の20代男性では、総接触時間409.1分のうち、パソコンと携帯電話を合わせたインターネットへの接続時間は208.4分で、テレビの141.2分を大きく上回っています。
男女問わず、ほかの年代でもテレビの接触時間がほぼ横ばいなのに対して、ネットへの接続時間は増え続けており、そのうちほとんどの若者は、「ソーシャルゲーム」をしているということです。

ソーシャルゲームは、SNSを通じてほかのユーザーと交流しながら遊ぶゲームのことで、主に携帯電話で利用されています。
基本的に月額などは無料ですが、ゲームを有利に進めるためには、時々「アイテム」を購入しなければならず、事業者はこの「アイテム課金」によって収益をあげています。

記事内にもありますが、国民生活センターには、オンラインゲームの高額請求についての相談が多数寄せられており、相談者の請求金額は平均で13万4000円にも及んでいます。
携帯の通信料はクレジットカードを利用すれば上限は超えられ、事業者はとくに上限金額を決めてはいないということですので、自分で自制していかないと後で驚くほどの高額請求が待ち受けている可能性があります。

現在、借金をしてまでしてしまう買物依存症やギャンブル依存症患者が増えていますが、今後は、「ゲーム依存症」の人たちが増えていくかもしれません。
ゲームは、つい熱くなってしまいがちですが、どうかクレジットカードの使いすぎやゲームのやり過ぎにはご注意いただきたいと思います。

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