過払い金返還請求

過払い金返還請求とは、法定金利を超えて余分に払い過ぎていた金利を、債権者から返してもらう手続きです。
これは「利息制限法」「出資法」という二つの金利を定める法律があったために生まれました。いわゆるグレーゾーン金利と呼ばれるものです。

利息制限法の上限金利は、15～20％。
出資法の上限金利は、29.2％です。
グレーゾーン金利とは、その間の金利のことをいいます。

消費者金融などは、「利息制限法」よりも金利の上限が高い「出資法」を基準として長年お金を貸し出していましたが、平成18年1月13日、最高裁で「利息制限法より高い金利は基本的に無効である」という判例が出ました。
その為、これまで「出資法」基準の金利でお金を借りていた人は、その差額を取り戻せるようになりました。

返還の請求は正当な権利であり、知識があれば個人で返還請求を行うこともできます。

過払い金返還請求のメリット

  • 払い過ぎていたお金が戻ってくる
  • 借金を減額できる、または借金がなくなる場合もある
  • 専門家に頼むと、取立てや督促がなくなる
  • 専門家に頼むと、すべて任せることができるので、負担にならない
  • 周囲に知られることはまずない
  • すでに借金を完済していて、完済してから10年以内に過払い金返還請求を行う場合、ブラックリストには載ることなくお金が戻ってくる

過払い金返還請求のデメリット

  • 借金がある状態で過払い金返還請求を行った場合は、5年～7年程はローンを組みづらくなる
  • 借金暦が短かったり、あまり高い金利でない場合、お金が戻ってこない
  • 自分で行う場合、債権者側に軽く見られる傾向にあるため交渉力が必要になる
  • 専門家に頼むと費用がかかる

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