サクラサイト詐欺猛威、被害急増 |
2012/6/29 |
「大金をあげる」「芸能人に会える」―。インターネットで別人になりすまして利益をちらつかせ、やりとりに必要なポイント購入を迫る「サクラサイト詐欺」が猛威を振るっている。被害多発を受け、福井県は2009年度から他の消費者被害と区別して相談の集約を始めた。11年度の相談は214件で、件数としては微減傾向にあるものの、申告被害額は計7千万円超と09年度の5倍近くに膨らんだ。手口は巧妙化しており、有効な予防策は見いだせないままだ。こちらの借金無料お悩み相談センターにもサクラサイト詐欺の被害に遭ってしまい、カード決済などをして払ってしまったというご相談をいただくことがございます。
■宝くじに当せん
福井市に住む60代男性のパソコンに昨夏、1通のメールが届いた。
「7千万円受け取ってほしい。借金返済のため中国で奴隷のように働かされた。富豪に大金をもらって帰国できたが、残った金が不要になった」
内容を信じて返信すると、「金を渡すのに数字入力が必要。有料だ」とクレジットカードの登録を促された。男性は指示された4桁の数字をメールで送り続けた。1通470円分のポイントを支払い、半年後には50万円を超えた。
詐欺を疑った家族が県消費生活センター(福井市)に相談、カード会社などとの交渉の末、ほぼ全額を取り戻した。男性は「(ポイントの)料金を払うほど、大金をもらえるという気持ちが強くなった」と振り返る。
同センターは「急増している『利益誘導型』サクラサイトの典型。ほかにも宝くじで当せんしたなどと、言葉巧みに市民を釣る」と説明する。
「出会い系型」は、単なる異性ではなく「芸能人の知人」を名乗るケースが目立つ。福井市内の女性は「アイドルのマネジャー」に「本人に会わせる」と言われ、600万円をだまし取られた。同センターは「自分が何をしているか判断が付かなくなる。麻薬のようなもの」と表現する。
■見えない実態
国民生活センター(本部神奈川県)の集計では、11年度のサクラサイトの申告被害は全国で約108億円に達し、3年連続で増加。県内でも09年度が約1600万円、10年度が約6300万円、11年度が約7300万円と急増している。
詐欺が横行する原因について、国民生活センターは「入金先が海外になっているなど組織が複雑で実態が見えにくい。大半が違法行為とみられるが、警察の逮捕につながった例は数えるほどしかない」とし、捜査の難しさを指摘する。
被害回復につなげるため、県と弁護士有志は昨年7月に契約を結び、県民が法律アドバイスを無料で受けられる相談会を月4回開いている。県消費生活センターの相談員と弁護士が随時電話で打ち合わせできる仕組みも整えた。
とはいえ、これらは被害発生後の対策にすぎない。福井市の男性の場合はカード決済のためカード会社が返還に応じたが、サイト運営業者に直接金を払うと回収が困難になる。県消費生活センターは「被害を防ぐには、ネット利用者自身が危機意識を高めるしかない」とし、啓発に力を入れる考えだ。
同センターは祝日を除く毎日相談を受け付けている。返還交渉も無償で行う。池田直美次長は「『おかしい』と思ったら即相談を。本人が気付かない場合も多いので、家族が目を配ることも大切」と話す。電話0776(22)1102。
引用:サクラサイト詐欺猛威、被害急増 11年度、県内被害7千万円超
(2012年6月13日 福井新聞)
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