振り込め詐欺、被害額増加 |
2011/12/2 |
県内で発生した「振り込め詐欺」事件の被害額が1億円を上回ったことが、県警のまとめでわかった。振り込め詐欺の中でも、これまでは息子や孫をかたり現金をだまし取る「オレオレ詐欺」が主流だったが、最近は東京電力職員を装った「保証金詐欺」や市役所職員を名乗る「還付金詐欺」も目立つ。県警は“手を替え品を替え”の犯行手口に十分な注意を呼びかけている。
◆11月までに1億超
県警によると、振り込め詐欺事件は10月の1カ月間で11件を確認。被害額は計3145万円に達し、今年に入って最多の月となった。9月末までの被害は42件(被害額計6623万円)で、11月に入っても被害は後を絶たず、被害額は計1億円を超している。
振り込め詐欺被害は平成20年の347件(同4億3256万円)をピークに減少傾向にあった。今年も発生件数は、昨年の同じ時期に比べて25件減少しているが、被害額は1555万円も増え、昨年1年間の被害額をすでに上回った。
振り込め詐欺を類型別に見ると、息子や孫を装った男が(1)仕事の失敗(2)借金の返済(3)女性関係のトラブル-などを理由に現金を用意させるオレオレ詐欺が41件(前年同期比10件増)で、最も多い。
10月中旬には、宇都宮市内の高齢女性2人が息子や孫を名乗る男から「会社の金を使い込んだ」などと電話があり、家に来た男に計1100万円を渡す被害が出ている。特に現金自動預払機(ATM)で振り込ませるのではなく、直接現金を取りに来る手交型が目立っているのが特徴といえる。
◆「保証金」「還付金」
しかし、名乗るのは息子や孫だけではない。10月31日には、日光市内で東京電力の職員を名乗る男2人が「東日本大震災の影響により料金の値上げを来年度以降に行う。あらかじめ保証金を払えば、現在の料金を据え置く」などと言って現金を要求する保証金詐欺が発生。11月に入ってからは市役所職員や社会保険庁職員をかたる還付金詐欺の被害も出ている。
また、11月上旬には、真岡市の男性会社員がインターネット有料サイトの利用料をめぐり、「登録料金が発生し長期延滞となっている」などと脅され、400万円以上を詐取される架空請求詐欺の被害も確認された。
県警は、多様化する犯行手口に対し「不審な電話や訪問者があった場合は被害にあわなくても通報してほしい」として、警戒するよう呼びかけている。
引用:振り込め詐欺、被害額増加 手口多様化、県警が注意呼びかけ 栃木
(2011年11月28日 産経新聞)
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