東京都江戸川区の「堀内クリニック」院長らの臓器売買事件で、院長堀内利信被告（56）＝公判中＝に腎臓を提供し、謝礼金を受け取ったとして、臓器移植法違反罪などに問われた無職堀内竜哉被告（21）の初公判が9日、東京地裁（若園敦雄裁判官）であった。竜哉被告は「間違いないです」と起訴内容を認めた。
　検察側は冒頭陳述で、竜哉被告がパチンコ店で知り合ったアルバイト矢野勇介被告（30）＝同＝に30万円程度の借金をしていたと指摘。矢野被告から「借金が返せる上に余裕ができる話がある」と腎臓売買の話を持ち掛けられ、「借金を返済できて現金も手に入れられれば、自分の生活が楽になる」と思い引き受けたとした。

引用：腎臓提供の男、起訴内容認める＝臓器売買事件－東京地裁
（2011年11月9日 時事通信）