振り込め詐欺新たな傾向 |
2011/11/8 |
「受け取り型」相次ぐ ATM限度額引き下げ背景
息子などを装い、現金をだまし取る「振り込め詐欺」のうち、詐欺グループの一員が被害者宅を訪れるなどして現金を受け取る「受け取り型」の被害が相次いでいる。県内で10月に発覚した振り込め詐欺12件のうち、受け取り型は9件で被害額は2370万円(速報値)。県警は、現金自動預け払い機(ATM)の取引制限や金融機関の防犯対策をかいくぐろうとする手口とみている。
■高額狙う
受け取り型は、「友人への借金を返さないといけない」などと息子や孫を名乗って電話した後、会社の上司や友人などを装って自宅や駅の改札などで現金を受け取る手口。10月1日、「受け取り型で410万円をだまし取られた」と、静岡市駿河区の70歳代女性が被害を届け出た。同月14、18日にも同区でそれぞれ450万円をだまし取られる被害があった。
県警は、息子などを装って現金をだまし取る「オレオレ詐欺」や、利用していない有料サイト料金などを請求する「架空請求詐欺」などを「振り込め詐欺」と総称。振り込む行為は伴わないものの、受け取り型もオレオレ詐欺の1形態として統計を取っている。
受け取り型が急増している背景について、県警生活安全企画課の田中計行管理官は「ATMの取引限度額が1日100万円になったことや、摘発の強化で不正行為に使える口座の開設が難しくなったことなど、銀行での防犯対策が進んだことが大きい」と指摘。今年1~9月の銀行などでの被害阻止件数は63件で、昨年(18件)の約3倍。田中管理官は「リスクは高いが高額をだまし取れる受け取り型に移行している」と分析する。
■増加する被害額
県警によると、県内の振り込め詐欺被害額は2007年の8億1271万円が最高。その後は年々減少していたが、今年1~10月は前年同期(1億8293万円)を上回る2億3311万円に増加。今年1~10月を昨年1年間と比較すると、件数は53件減っているのに、被害額は約3800万円増加している。
■まずは確認を
被害を防ぐには、家族に確認することが重要だ。
10月3日、息子を名乗る男から「410万円を友人に返さなければいけない。知人の弁護士が静岡にいるので取りに行かせる」などと電話があったという静岡市駿河区の男性(84)は、東京に住む息子と静岡の弁護士が知り合いということを不審に思い、息子に確認したという。その後、だまされた振りをして警察の捜査に協力、犯人は逮捕された。
県警生活安全企画課の担当者は「犯人は親子の会話が少ないことにつけこんでいる。会話を増やすことが被害を防ぐことにつながる」と呼びかけている。
引用:振り込め詐欺新たな傾向
(2011年11月2日 読売新聞)
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