振り込め詐欺、手口原点回帰 |
2011/9/11 |
■県警、注意呼び掛け
県内で振り込め詐欺被害が後を絶たない。詐欺グループは手を替え品を替え手口を巧妙化させてきたが、最近は古典的な手口に“原点回帰”している。孫や息子を装った男が電話をかけ現金をだまし取る「オレオレ詐欺」が増加。減少していた「架空請求詐欺」も復活しつつある。県警は「相手はだましのプロ。あなどらないでほしい」と注意を呼びかけている。
「オレだよ、オレ。1週間で返すから400万円を貸してほしい。知人が取りに行くよ」。7月下旬、那須塩原市の無職女性(77)宅に男から電話があった。おいからの電話と思い込んだ女性は、おいの知人を名乗る男に現金400万円を手渡してしまった。
これまで、社会保険事務所などを装い「現金を返す」といって現金自動預払機(ATM)に誘導し、逆に現金を振り込ませる「還付金詐欺」や、金融機関を装って融資を持ちかけ手付金名目などで現金をだまし取る「融資保証金詐欺」など、さまざまな手口が生まれた振り込め詐欺。ただ平成19年と20年は300件を超す被害があったが、21年は133件、昨年が94件と減少傾向にある。
しかし、振り込め詐欺のうち、オレオレ詐欺だけは昨年から再び増加。警察官を装った男らがキャッシュカードをだまし取った上、言葉巧みに暗証番号を聞き出してATMなどから現金を引き出す手口が横行し、年間45件の被害が確認されている。
最近は、孫や息子を装った男が、(1)仕事の失敗(2)借金の返済(33)女性関係のトラブル-などを理由に現金を用意させ、取りに来るという一昔前に横行した古典的な手口が目立っている。振り込め詐欺を水際で防ごうと、金融機関が現金の引き出し限度額を設定したためのようだ。
「忘れられたころに昔の手口を復活させる“原点回帰”の傾向が顕著になっている」と県警生活安全企画課。減少傾向にあったインターネットの有料サイト利用料などの名目で現金を請求する「架空請求詐欺」も7月以降は増加する兆しがあるという。
県警は「詐欺グループより先に攻めの一手を」と、電話帳に載っている各家庭に電話をかけて注意を呼びかけ、「不審な電話がかかってきたら、すぐに金を渡さず、まず警察に連絡をしてほしい」としている。
引用:振り込め詐欺、手口原点回帰 「オレオレ」主流に 栃木
(2011年9月1日 産経新聞)
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