カード現金化 初摘発 |
2011/8/5 |
クレジットカードで商品を買う仕組みを悪用し、購入者に返金するかたちで高金利で現金を貸し付けたとして、警視庁生活経済課は五日、出資法違反(高金利の脱法行為)の疑いで、東京都板橋区仲宿、貴金属販売会社「インフィニティ」社長の橋本幸治容疑者(41)を逮捕した。
クレジットカードの現金化は、借入総額を規制した貸金業法の改正後に、新たなヤミ金融の手口として急増。利用者はカードで決済し、業者は決済代行会社を通じてクレジット会社から立て替え払いを受けられるため、形式的には通常の買い物と同じ手続き。このため貸金業法や出資法での規制は取り締まりが難しかったが、警視庁は「物販の実態がない」と判断し、出資法違反での初の摘発に踏み切った。
逮捕容疑では、昨年三月~今年一月ごろ、千葉県浦安市の男性(49)ら四人に、百円前後の価値しかないアクセサリーをクレジットカードで販売したように装って計約四百十五万円で決済。このうち計約三百四十五万円を返金して融資し、法定利率の二十二~十倍に当たる計約六十九万円の利息を受け取ったとされる。
同課によると、橋本容疑者は「キャッシュバック」と称して、カード利用者に決済金額の一部を戻して融資していた。同容疑者は五年間で全国の約七百五十人に対し約四億三千万円を貸し付け、手数料名目で約八千万円の利益を得ていたとみられる。
同容疑者は「キャッシュバックはやったが逮捕されるとは思わなかった」と、違法性の認識を否定している。
<クレジットカード現金化> 利用者は現金化業者から、CDやビー玉など、ほぼ無価値の商品をカードで購入。業者は売値の2~3割の手数料を差し引いた額を、利用者の口座に振り込む。利用者は当初から現金借り入れが目的で、商品は選べない。購入額全額が利用者の負債となる。手数料を年利で換算すると、法定の数十~数百倍の高金利となる。換金目的の利用はカードの規約違反にもなる。
引用:カード現金化 初摘発
(2011年 8月5日 東京新聞)
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