クレジットカード現金化のリスク

☆ 2013年10月16日ﾆｭｰｽﾌﾞﾛｸﾞ更新 ☆

クレジットカード現金化のリスク

クレジットカードで商品を買う仕組みを悪用し、購入者に返金する形で高金利で現金を貸し付けたとして、現金化業者が初めて摘発されました。

借入総額を規制した貸金業法の改正後に、新たなヤミ金融の手口として業者数も利用者数も急増していますが、この現金化にはかなりのリスクが生じます。
安易な気持ちで手を出すと、さらなる泥沼にハマってしまう事になりますので、ご注意ください。

手数料+金利の二重苦

クレジットカード現金化は、すぐに現金を得られる一方で、利用時に手数料が発生します。
この手数料は10％～25％程が一般的に設定されているようですが、もちろんこの手数料の他に、カード会社の金利も足して返済することになります。

例えば、20％の手数料で50万円分を現金化した場合、手元に入るお金は40万円ですが、返済にはきっちり「50万円+カード会社の利息」となります。

これはほとんどヤミ金の利息と同水準と言ってしまっても差し支えありません。
目の前の現金に目を奪われると、さらに長期的に苦しむこととなってしまいます。

クレジットカード利用規約違反

「現金化を目的とした利用」は、クレジットカード会社の利用規約に違反します。
そのため、現金化が発覚した場合には、「利用規約違反行為により、残高の一括弁済」を請求されてしまう可能性があります。

現金化に手を出さざるを得なかった状況で一括弁済を請求されてしまうと、家計状況は更に切迫することとなります。

詐欺・悪徳業者の可能性

クレジットカードの現金化業者の中には、詐欺を働く業者もいます。
特に、対面せずにすべての取引が完結する業者では、商品を購入しても現金が払い込まれない、また他店購入の商品を郵送するタイプの業者では、商品郵送後に約束されていた振込がなされない、といったケースが多いようです。

こうなると手元に何も残らず、重いローンだけを抱えてしまうことになります。

カード会社に訴えようにも、利用規約違反で場合によっては一括弁済を求められ、更に状況が悪化する可能性もあることから、被害を受けても行動できない方が数多くいらっしゃいます。