福岡県警は31日、不正目的で他人名義のキャッシュカードを譲り受けたとして、中国籍で福岡市博多区美野島3、職業不詳、賀冠博（が・かんはく）容疑者（22）を犯罪収益移転防止法違反容疑で逮捕した。県警は、インターネットバンキングへの不正アクセス事件に関与した疑いもあるとみて組織的背景についても追及する。

逮捕容疑は、昨年8月、他人になりすまして預金を引き出すなどの目的で、氏名不詳の男から別の中国人名義のキャッシュカード1枚を譲り受けたとしている。容疑を認めているという。

県警によると、昨年8月、何者かが県内の銀行のインターネットバンキングに不正アクセスし、他人の口座の預金を別の口座に振り込もうとした事案が判明。同県内の銀行ATMで、賀容疑者がその振込先口座から現金をカードで引き出す姿が防犯カメラで録画されていた。調べに対して「カードを使ったが取引停止になっていた」と供述したという。

引用：不正アクセス：他人のカード譲り受けた容疑、中国籍男逮捕
（2012年2月1日 毎日新聞））