「借金返済のため」震災義援金を流用

☆ 2013年10月16日ﾆｭｰｽﾌﾞﾛｸﾞ更新 ☆

「借金返済のため」震災義援金を流用

2011/11/13

社会奉仕団体「ライオンズクラブ」の元幹部が、自らの借金返済と遊興費のために、東日本大震災の義援金約1000万円を流用していたとして逮捕されました。

　社会奉仕団体「ライオンズクラブ」の近畿地区で議長を務めていた男が、東日本大震災の被災地支援に送られた義援金を流用したとして、6日、警察に逮捕された。警察の調べに対し、男は「おおむね間違いありません。借金返済と遊興費のためにやりました」と容疑を認めている。

　業務上横領の疑いで逮捕されたのは、ライオンズクラブ近畿地区で議長を務めていた辻吉治容疑者（67）。警察などによると、辻容疑者は今年3月、アメリカのライオンズクラブの財団から送られた震災の被災地支援の義援金の中から、物資購入資金として預かった約1000万円を私的に流用するため、個人名義の口座に振り込み、横領した疑いが持たれている。

　警察は、家宅捜索で押収した資料の分析を進め、金の使途について、詳しく調べる方針。

　この問題を受け、辻容疑者は地元のライオンズクラブを除名処分となっている。

引用：元幹部「借金返済のため」震災義援金を流用
（2011年11月7日日本テレビ系（NNN））

アメリカのライオンズクラブから送られていた義援金は、当初被災地宛に送られていたそうですが、現地では生活用品などが不足していたため、近畿地区のライオンズクラブが物資の購入を代行するために義援金の一部を預かっていたようです。
辻容疑者は、自身でスーパーを経営しており、「支援物資を自分の店で購入する」と言って、義援金を個人口座に振り込ませ、代金の一部を水増しするなどして、差額を横領したと見られています。

今回の件に関してライオンズクラブ近畿地区の現議長は、「断腸の思いですね。個人の行いによって、世界に誤解を招いて」と話しています。

辻容疑者は、「借金があり、経営する会社の資金繰りが苦しかった」と供述しているようですが、今もなお多重債務や借金問題で精神的に追い込まれてしまっている方が大変多くいらっしゃいます。

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