多重債務者の脳分析 |
2011/10/19 |
お金と脳には、どのような関係があるのだろうか? 『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でおなじみの脳科学者・澤口俊之氏が、お金持ちになりたい人が知っておくべき脳とお金の関係について解説してくれた。
* * *
お金が嫌いという人はまずいません。ヒトは幸福感が高まらなくても、お金を求め続けてしまう傾向にあります。
この欲望が強すぎると中毒症状が出て、何事もお金に関係しないと、行動に移さないようになってしまいます。そして薬物中毒同様、お金が手元にないと、いてもたってもいられなくなるのです。
しかし当然ながら、お金中毒になったからといって、自ずとお金がはいってくるわけもありません。仮にはいってきたとしても、お金はさまざまな事柄と関係しているので、例えば、お金=物という考えが強ければ、お金を得るたびに買い物に走るでしょう。また、お金=異性という考えが強い人なら、相手に貢いで歓心を買おうとしたり、男性なら風俗に通う人もいるかもしれません。
結局、お金は手元に残らず、ますます中毒症状を悪化させます。そうして引き起こされるのが、「多重債務」の問題です。収入に見合った支出をせず、より多くのお金を求め、借りて、その結果、多重債務になり、収拾がつかなくなるという状態です。
多重債務は大きな社会問題でもあることから、“多重債務をする人の脳はどうなっているのか?”という研究が行われ、その結果、いくつかの特徴が明らかになりました。
そのひとつが、「多重債務脳」の脳内報酬系は、お金報酬によって通常の人以上に活性化するということです。お金を得る、持つ、使うことで強い快感を得るので、無理をしてでもお金を持ち、使う行為を繰り返してしまうのです。
もうひとつは、将来の「夢」や「希望」を持つためにとても重要な「展望記憶(未来記憶)」という能力が低いということです。
展望記憶の能力が低いと、現在の行動が、将来にどんな影響を与えるかがよく考えられないため、直近の報酬に左右されやすくなってしまうのです。
お金中毒におちいることなく、正しくお金とつきあっていくためには、
●幸福はお金で買えないことを自覚する
●将来に向けた夢や目的をしっかりと持つ
ということが重要で、それがお金持ちを目指すための第一歩といえるでしょう。
引用:多重債務者は夢や希望を持つための能力が低いと脳科学者分析
(2011年10月10日 NEWSポストセブン)
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