上毛新聞社（前橋市、渡辺幸男社長）は５日、今年２月に死亡した広告局の元社員の男性（当時４８歳）が事業局に勤めていた際、同社や、同社が事務局となっている群馬県ゴルフ連盟が主催するゴルフ大会の運営費から総額約２０００万円を着服していたと発表した。

　同社は、監督する立場にあった北村幸雄・専務取締役（広告・事業担当）を報酬返上５％（１か月）、事業局長ら幹部４人を減給３～５％（いずれも１か月）の懲戒処分にした。

　同社によると、男性は車の中で死亡しているのが見つかり、上司宛ての遺書が残されていたことから、県警は自殺とみている。遺書をきっかけに着服が発覚した。男性は事業局員だった昨年５～１２月、計２１大会で会計を担当したが、出場者から集めた参加費を同社や連盟の銀行口座に入金せず、自身の生活費や借金返済に充てたという。

引用：自殺後、遺書で着服発覚…上毛新聞社の元社員
（2011年8月5日21時47分 読売新聞）